プチ憑依

ものをつくる作業を見るのが好き。
デパートの製菓コーナーも蕎麦打ちの実演も、
花束をつくる花屋さんの動きも。
NHK教育の料理番組や「趣味の盆栽」などは、
音を消して映像だけでたのしい。
(お酒飲みつつ&トランス系などの
音楽かけながら無音盆栽、いいですよ。)

その人の息を吐ききるタイミングや
深く吸うとき、そういうものを感じて、
こちらもそれに合わせてみる。
そして細部に思いを馳せる。
あの道具の、ゆだねられた重みはどのくらいなのか、
握りは乾いているのか油分が染み込んでいるのか、
いま重心はどこにあるのか。
そんなふうにして人の作業を見つめては、
ゾクゾクしている。こっそりプチ憑依。

どんな作業の工程にも、その本人にしか
わからない恍惚の瞬間があると思っている。
こちらはそれを味わえないことは百も承知で、
少しでもその感覚の一端を辿ってなぞりたくて、
その手段として、想像をする。息遣いを感じる。

気持ち良く憑依できる人の動きは、きれい。
出来上がったものがおいしくなったり、
美しくなったりするのは道理だなあと思う。

逆もまたきっとしかり。
昨日と今日見に行った作家展でそれぞれの
お二人の作品を見て、どんなにか作業風景は…、
とゴクリとなりました。

井藤 昌志さんの小道具展 (KOHORO
中島 寛子さんの「織りしごと」(zakka)
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by sho-ji21 | 2007-01-21 00:38

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