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後姿


職場は1Fで、大きな窓がある。
その向こうにちょっとした空間、低い生垣、
そして人が通るスペースが、
この順番でつづいてる。

今日、ブラインド越しにふと外を眺めたら、
1匹の猫が生垣をくぐってやってきたところだった。
そして、来た方をものすごく警戒しながら
用を足していた。(猫は、見られたくないのよね。)
ああ、でも。
こちらからまるみえです。
まるみえなんです。

警戒っぷりの激しさの分、
その後姿のせつなさもひとしお。
いとおしさにきゅんとなる。
だからといって目をそらしてあげるでもなく、
見守るわたしのいぢわるさよ。
かわいさのあまり。

猫、用を足し終え、
澄まして立ち去る。



土曜、私の鼻腔内細胞が宣言しました。
Spring has come! (カフンハズカム!)
と、高らかに。
新しい季節です。
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by sho-ji21 | 2008-02-26 22:41

かんざし


以前ここの日記でもちょっと書いた、セツローさん。
セツローさんは、陶工の小野哲平さんのお父さんです。
木の匙やかんざし、つち人形などのものづくりをされています。
(匙やつち人形はもうおつくりにならないそうです。)
そのセツローさんのかんざし展とスケッチ展。
去年からたのしみにしていたこの2つを、先月見ました。

机のうえに並んだかんざしの一つ一つ、
手に取ると、ぽっと身のうちでなにかが明るく灯る。
野の花のスケッチからは、かわいいねえ、と
花を愛でる声が聞こえるようで、
私もその(花とセツローさんの)朗らかで軽やかなやりとりに、
ほんとだねえ、などと加わりながらうれしくなった。

いとおしいと思うものをうつして、
うつくしいと思うものをつくって、
それを見て触れた人がうれしくなる。

自分のなかに降りていくことではじめて、
人に届く。

つくる、ということにおいて、
そのほかのいろんなことにおいて、
「もちろんそれだけじゃないけど
それがないと話にならない」
という種類のことを、
おもっています。

「ジャワ10世紀のビーズ」と毛筆で説明書きされた
抹茶色の玉がついているかんざしを買いました。
木の部分は丁寧に削られ、漆が塗り重ねられている。
ずっと、いっぱい使おうと思います。
(まずは髪をのばしています。)


・『セツローのものつくり』小野 セツロー
 アノニマ・スタジオより

・セツローのものつくり展
 馬喰町ART+EAT 2008/3/1~8
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by sho-ji21 | 2008-02-21 20:59

チューリップ


チューリップのなかをのぞいたら、
夢のようにきれいだった。

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最近どんどん
考え方やよろこびやその表現が
単純になっている。

今日なんて、うっかりしたら
「チューリップのはながきれいでした」
で終わってしまう。

それでいいかも。

チューリップのはながきれいでした。
本当にゆめのように、きれいでした。
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by sho-ji21 | 2008-02-17 22:24

冬の!


いつかの休日の朝。
駅まで自転車でいそいで走っていたら、
なにかいつもと違うものが
視界に写りこんできてる、というような感覚。
それも一度や二度じゃなく。

違和感を感じたのと
それがなにかわかったのは、
ほぼ同時だった。

私が側を走り抜けた、
すべての路上駐車の車。
そのフロントガラスひとつひとつに、
虹がうつっていたのでした。

いそいで自転車をとめ、空を見上げる。
見上げたその瞬間、ばっちりそれと
目があった。(というのもおかしいけど、
それはまさに、目があったという感じ。)
曇り空にぎらりと鈍く、大きな弧を描いて、
冬の虹。

見とれるまに、みるみる薄くなっていく。
ああー、といそいで写真におさめる。
電車はたぶんもう行っちゃった。
次のでいいやと、しばし見上げてから出発。

ちょっとー!上ー!と、
まるでドリフを鑑賞するこどもたちのように
口々に虹の存在を教えてくれたくるまたち、
そして虹、ありがとう。

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二重にもなっていた。
きれいだった。
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by sho-ji21 | 2008-02-16 00:03

「さようなら」


久しぶりにヤノアキコを聴きました。
以前に良いと思っていた「良い」より
何倍も深々と「良い」と思いました。
ヤノアキコが沁みるカラダになっちゃったか。

谷川さんの詩「さようなら」を
ヤノさんの声がうたうと、もう。
どんなに無心に作業をしていても、
ぽたぽたと泣けてくる。
頭が介入してとか感情がたかぶってからどうの、じゃなしに
とつぜん内側に入ってぽたぽたくるから困るのだ。
こんなうたをつくれるなんて。

ホントに良い詩だ。
だいすきだ。



『さようなら 谷川俊太郎

ぼくもういかなきゃなんない
すぐいかなきゃなんない
どこへいくのかわからないけど
さくらなみきのしたをとおって
おおどおりをしんごうでわたって
いつもながめてるやまをめじるしに
ひとりでいかなきゃなんない
どうしてなのかしらないけど
おかあさんごめんなさい
おとうさんにやさしくしてあげて
ぼくすききらいいわずになんでもたべる
ほんもいまよりたくさんよむとおもう
よるになればほしをみる
ひるはいろんなひととはなしをする
そしてきっといちばんすきなものをみつける
みつけたらたいせつにしてしぬまでいきる
だからとおくにいてもさびしくないよ
ぼくもういかなきゃなんない』

谷川俊太郎詩集「はだか」より

※歌詞じゃなくて詩のほうで引用しました。
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by sho-ji21 | 2008-02-10 00:57

雪の日曜


日曜、起きたら雪が降っていたので、
予定の時間より早めに家を出ることにする。
(散歩がしたくて。)
石川町で降りて山手教会へ。
ここのマリアさまが気になっていたのです。
聖堂へ入ると、ちょうどミサが始まるところ。
聞いてみたら、信徒以外の方でもかまいませんよ、
とのことだったので参加してみる。

小さいころ通っていた「日曜学校」を思い出す。
牧師さんの個人宅で、近所の子供を対象に
ひらかれていたもの。聖書の話をきいて賛美歌をうたう。
最後にもらえる小さなカードがきれいでうれしくて、
姉と一緒に帰る道もたのしかった。
その気持ちごと思い出した。

小1時間でミサが終わり、人がはけて行ったあと、
さっきまでの席からは見えなかったマリアさまに接近。
あどけなくもあるような柔らかなお顔だちだった。
空を見てるときみたいなくもりのなさで、
「きれいだな」と思う。しずか。

 ◇

最近スケッチブックをまた持ち歩いています。
こころが動いたそのときにそのままに、
手を動かそうと思います。
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by sho-ji21 | 2008-02-06 00:56

白バケツ


久しぶりにつくった花器。白いバケツ。
ちょうど電球みたいな白です。
水の影、茎の影が、透ける様子がきれいです。

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ポピー。
元気な花。

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 ◇

来週、暦も空もいろいろ目白押しです。
季節などいろいろ、展開しますね。

まず3日が節分。
(同年生まれの女子たち、厄明けよー。
無事に越せた感謝をこめて、豆をまけ!) 
4日が立春。
そして7日が、旧暦の正月かつ新月で、しかも部分日食。
ちなみにこの2月、閏日もあるし、皆既月食(※)もあるのです。
なんとなく、おお。


※皆既月食は昼間だから、見れませんよ。
(見エヌケレドモアルンダヨ)
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by sho-ji21 | 2008-02-01 21:19 | ガラスのこと