こどもコップ
長崎のお店、アトリエ・トアさんに
10月から置かせてもらっているこどもコップ。
コップ(小)とおなじくらいの高さなんだけど巾があって、
ちいさいひとがいろいろ飲むにはたぶんちょうどいい。
大人がちょっと、というのにもきっといい。
その底に名前を彫る、という注文を受けています。
下の名前だけひらがなで、
先端がまるいやすりのようになったペン状のもので
カリカリカリと少しずつ削るように刻んでいく。
とてもしずかな仕事。
なにか神聖なような気すらします。
人の名前ですもの。
それも、だれかのたいせつなひとの、名前。
箇条書きでいただいたお名前リスト。
このなかに兄弟姉妹がいらっしゃったら教えてほしいと
トアさんにお願いしました。聞いてよかった。
兄弟だけじゃなくてご家族もいた。
それぞれのおうちを思い描きながら、
たいせつに彫る。
まだお会いしたこともない、
下の名前しか(それもひらがなでしか)知らないひと。
つくらせてくれてありがとう。
コップとしてあなたたちのおうちにゆけることが、
私は本当になんていうか、
うれしいです。
by sho-ji21 | 2008-11-11 20:50 | ガラスのこと