養分

ここずっと、「いろんな本をぐいぐい読む」という種類のことが
できなかった。(したくなかった。)

電車で読むために持ち歩いていたのは、ヘッセのシッダールタと
パウロ コエーリョのアルケミスト、ひたすらそのどちらか。
どちらも、何年も折にふれて読んできた大切な本。

内容すら追うことなく開いたページをただ味わう、
そういうことだけをしていました。
単純に余裕がなかったということでもあるのだけど、
それはそれでとても幸福な読書でした。

音楽も同様で、2枚だけを繰り返し聞いていた。
近所のギタリストオオニシくんの、雨の日みたいな静かなギターのやつと、
以前ここにも書いた、人にすすめられて聞いた数枚のうちの1枚。
(こっちはボーカルあり。そういう音楽が
こんなに自分に入ってきたのは本当に久しぶり。)

最近テレビも見なかったので、起きてから出かけるまで、
帰ってきてから寝るまで、起きちゃったときは眠くなるまで、
本当にしつこくしつこくこれらだけが流れていました。

なんでしょう。気に入った最小限の養分だけあればいい、
むしろそれ以外いらぬというような、そんな感じだったのでした。

そんな、超低燃費モード(?)を抜けてさっき本屋を覗いたら、
読みたい本が山のようにあった。おもしろいなあ。



準備期間と、「ハレ」としての展示期間が過ぎました。
また日常に戻り、そのなかで自分の根っこを見つめつつ、
正直に精一杯、ものをつくっていこうと思います。
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by sho-ji21 | 2007-07-20 12:57

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