ご注文分のガラスを吹く

もう10月ですね。
稲刈りしたり、(また)風邪をひいたりしておりました。

稲刈りはとてもたのしかった。
カマで刈るときのザッと乾いた音と手の感触。
(私の分だけ残しておいてくれた一角だったのだけど、
それでもけっこう疲れた。)縁起物の収穫をちらっとでも
手伝えてうれしい。来年こそ田植えから。
そのまえに収穫分のお米の味見がとてもたのしみ。
歩合だと、カミサマへのお供えくらいか??



最近、個展期間中にいただいたご注文分を作っている。
「注文をいただいて作る」ということは、なんだか
いつもとまったく違う筋肉を使うような気がしている。
こういうのがつくりたいと思って、自分のなかにあるその形に
向かってどうにかと行ったり来たりしてるときのおもしろさと、
他から提示されたその希望にできるだけ近い形を目指すおもしろさ。
(それが”ちょっとまえの自分がつくった形"だったとしても。)
そのおもしろさ(&難しさ)は、違う種類。あたりまえだけれど。
あと、具体的な個人がその向こうに在るということ。
あなたを想って吹きました、なんてうそっぽいんだけど、
本当にその人のことをすごく思っちゃう。
見たことない人でも想像してしまう。
(字とかメールの文面とかからイメージしてる。へんたいと
言われても反論できない。)で、研磨まで終わった頃には、
とても近しい気持ちさえどこかでしてて、
「わーー、いいよこれ!○○さん!」などと思ってる。(バカ。)

いろんなものをいろんなふうに、つくりたいなあ。
工房もだんだんと涼しくなり、灼熱地獄から一歩脱出。
吹くのに良い季節です。
(だから風邪などひいていたくないのよー)
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by sho-ji21 | 2006-10-05 13:16 | ガラスのこと

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