無題


夏頃、村に来た友人が、
私の生活の片鱗を見るに従いしみじみと、
「孤独だね」と言った。

その友人が"孤独"という言葉を、
寂しさとか心細さとかとは違う意味合いで使ったように
私には思えたので、うん、と笑った。

村で一人で暮らすということそのものもそうだけど
そういうことより、
どんなに暖かい人たちに恵まれていても
そういうのとは無関係に、
うまくいえないけれど、ただただ、
何かこうおなかに力が満ちるような、ひとり。

 ◇

今年は、有名な方の衝撃的な他界が多かったけれど、
身近な人の死も多かった。

そのうちの一人のお通夜前に、
旅立ちの装束の準備をした。
足元に立って彼の右足に足袋をつけた。
触れた足があんまりに冷たくて動揺して、
踵と甲に両手をあてて思わずごしごしとさすった。

あたりまえのことだけど、
死んじゃうとこんなに冷たい。
そのあと抱きしめた生きてる友はあったかかった。
生きてるってなんてあたたかいんだろう、
と思った。

 ◇

私は「ひとり」だし、生きている。

ものすごく鮮やかに今、これらを感じています。
ひとりだし、生きているから、
誰かと久しぶりにまた会えたことがこんなに不思議で、
誰かといる今がこんなにうれしい。
なんてモノスゴイ、と本気で思う。

どうもありがとう。


急に書き留めておきたくなったので、
書いておきます。

(元気です。)
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by sho-ji21 | 2009-11-28 12:41

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